医療上のこと、個人の症状などのお問い合わせについては、個々の病態・症状がさまざまです。
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手洗いってした方がイイですか?
赤ちゃんに接する場合を想定しお答えします。 研究結果によりますと、10秒・20秒・30秒と手洗いの時間を変えて細菌数を計測したところ、10秒と20秒では明らかな差があったそうですが、20秒と30秒では殆ど差が無かったそうです。 このことから、手洗いは20秒がお奨めです。 また、爪が長い場合は、自分の爪でも付け爪でも、約10倍ほどの細菌数の違いがあるそうです。 同様に、指輪の有る無しの場合も約10倍の細菌数の違いがあるとの事です。 赤ちゃんへの直接の感染に結びつく訳ではありませんが、爪は短く、指輪を外し、約20秒の手洗いが宜しい様です。 感染症の増える季節ですから、少しでも赤ちゃんへの予防を考える意味で掲載してみました。
妊婦さんのインフルエンザワクチンについて
結論を先に言いますと、妊婦さんはインフルエンザワクチンを接種した方がいいでしょう。 もし、妊婦さんがインフルエンザに罹ると、一般の人に比べ重症化しやすく、高熱が出ると胎児の発育にも影響します。 インフルエンザワクチンの効果を高めるためには、家族全員が接種する必要があります。その他は、日頃から過労に注意し、手洗い・うがいを励行し、外出時にはマスクをし、人が集まる場所を極力避ける事も大切です。 ただし、今までインフルエンザワクチンを接種した経験の無い妊婦さんは、ショックを起こす可能性もゼロではないので、リスクが高くなければ控えた方が無難でしょう。 リスクが高い妊婦さんとは、インフルエンザに罹る可能性の高い妊婦さんの事です。具体的には、家族に学童・教師・医療従事者・接客業従事者・ご老人がいる様な場合です。 インフルエンザの流行する時期を考えると、ワクチン接種は12月20日頃までに済ませると良いと思います。 なお、ワクチン接種によって胎児に奇形が発生したと言う報告はありません。 ワクチン接種には、2500円必要です。
「哺乳ビン」や「おしゃぶり」は赤ちゃんに害になると聞きましたが本当ですか?
WHOは[母乳育児を成功させるための10ヶ条]の中で、ゴム製の乳首やおしゃぶりは、使用しない事を提唱しています。昔、アメリカ合衆国を中心に「母乳を与えないこと」が流行したことがあり、その風潮に対する警鐘としてWHOが母乳育児の重要性を訴えました。哺乳ビンやおしゃぶりを使用すると直接母乳(直乳)の確立を妨げると主張しています。 しかし、そのメカニズムは不明ですし、哺乳ビンを使用しながら直乳も上手く飲める赤ちゃんが大半です。 人工哺乳器は、紀元前より存在し、現在の様なゴム製の乳首が出現したのも100年以上前です。また、ゴム製のおしゃぶりも、ほぼ同様の歴史がありますし「百害あって一利無し」とは言えないでしょう。 母乳が充分でないからといって母親失格などと考える必要はありません。育児の中で母乳哺育が占めるのはほんの一部分で、もっともっと重要なことが育児にはいっぱいあります。 必要なら安心して哺乳ビンを使用して下さい。
出産が近いのですが、育児用品は何を用意したら良いですか?
かわいい赤ちゃんを想像して、いろいろと育児用品を揃えるのも楽しいことですね。雑誌等でも紹介されているので今回はあまり一般的では無いけれど是非用意してもらいたい物や、あまり奨められない物などを挙げてみます。 群馬県は、日本で最も自家用車の普及している県です、チャイルドシートは必需品でしょう。シートベルトと同様にチャイルドシートも着用義務が交通法規で定められています。産院を退院する時から1歳頃まで使用する乳児用シート、4~7ヶ月から4歳頃までの幼児用シート、それ以上の学童用シートがあります。1歳頃までは、必ず後ろ向き45°に座らせることがポイントです。 クーハン(ベビーキャリー)は、乳児用の手のついた大きなカゴで、これを自動車による移動用に使うことは、とても危険です。1ヶ月検診の時にクーハンを使用しているお母さんを時々見かけます。クーハンからの転落事故の報告も少くなく、使用出来る期間も生後4ヶ月までと短い為あまり奨められません。 使用しない方が良いものとしては、歩行器があります。歩行器を使用しても子供の発達を促進させることはありません。 むしろ、「はいはい」や「ひとり立ち」「ひとり歩き」の時期が遅れるとする報告もあります。階段からの転落事故では、死亡することもあり、歩行器は使用しない方が良いでしょう。
中絶すると不妊症になりやすいですか?
妊娠中絶手術は、最もむずかしい手術の一つで、専門医のなかでも、特に指定された医師のみが行うことを許された手術です。 医師は、手術による副作用や後遺症が起きない様に、細心の注意をはらいますので、現在では中絶が原因で起こる不妊症の頻度は、とても低くなりました。術後に、発熱や強い下腹部痛があったり、出血が長い間持続したりしなければ、あまり心配はないでしょう。 ただし、世の中にひとりっ子は、決してめずらしく無く、生涯に1回だけしか妊娠出来ない女性がいるのも事実です。中絶を決める前に、もう一度、出産という選択肢は無いのか再考してみて下さい。 また、中絶後になかなか妊娠出来なくて心配な方は、産婦人科で検査を受けると良いでしょう。
手術ではなく、薬で妊娠中絶することはできませんか?
妊娠初期に薬を使って中絶することは、日本では認められていません。 妊娠中期の手術による中絶はとても危険なため、薬を使って人工的に陣痛を誘発し、流産させる方法がありますが、これも決して安全な方法ではなく、3~5日の入院が必要です。 胃潰瘍の薬のなかに、妊娠初期に内服するととても危険で、その副作用のため高率に流産を引き起こす薬があります。この薬を非合法に中絶に悪利用する民間療法があるようですが、とても危険です。この薬は、不完全流産となって出血が止まらなかったり、流産しない場合は高率に奇形児が発生します。 尚、避妊に失敗してしまった場合、行為があってから72時間以内であれば、手術をしないで内服薬のみで避妊が可能です。
コンドームをしていても妊娠することがありますか?
妊娠する可能性は、決して低くありません。コンドームだけですと、100人の女性のうち1年間に14~15人の方が妊娠されます。 そもそもコンドームは、性病を予防する為のモノで避妊具ではありません。 避妊目的でコンドームを使用する為には、性交の初めから確実に装着し、射精後は直ちに取り外して始末することが大切です。男性に射精感が無くても相当数の精子が放出されている為、 射精直前の装着は無効です。同じ理由で、膣外射精は全く避妊効果が無いことも憶えていて下さい。
疲れやすくて困ります。何か注意するべき事は、ありますか?
普段は健康な人でも、過労が続いたり、休養や睡眠が不足したり、高温(逆に低温も)の環境におかれると、疲れ(疲労感)・だるさ(倦怠感)を感じるようになります。また、高血圧、低血圧、貧血、気管支喘息などのアレルギー疾患、心不全、糖尿病、胃腸・肝臓・腎臓・甲状腺の疾患、うつ病など精神疾患、月経前、妊娠などの原因などでも、疲労感・倦怠感を感じることがあります。 はっきりした原因がないのに、仕事や学校を休んだり、寝込んだりするほど、疲労感や倦怠感が長期間続くことがあります。こんな時は、本人も気づかないうちに疲労が蓄積し慢性的な疲労状態におちいっているのです。時には、微熱・不眠・頭痛・物忘れ・関節や筋肉の痛み・脱力感を伴うことがあります。 原因となるべき疾病が隠れていないかどうか、十分に診察や検査を行ったほうが良いでしょう。検査をして異常が無ければ、症状を和らげる薬の内服などで十分かもしれません。同時に、睡眠・休養・十分な栄養・適度な運動などバランスのとれた生活を送ることも大切です。 体力を補うという意味で、漢方薬の、柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)や十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)、補中益気湯(ホチュウエッキトウ)などを内服すると、次第に疲労感・倦怠感が軽減するのが実感できるでしょう。
最近、頭痛が頻繁に起こるので心配です。
頭痛の原因は、睡眠不足、目の疲れ、風邪、高血圧、月経障害、目・耳・鼻・歯の病気、脳腫瘍など、さまざまで、痛みの激しさの程度が、必ずしも病気の経重と比例しません。 吐き気を伴ったり、いつもと頭痛の程度が違うときには、病院、特に脳神経外科で相談しましょう。脳のCT検査(最近はMRIという検査法も普及してきました)や脳波の検査が必要な場合もあります。また、慢性の頭痛はいくつかに分類されています。後頚部や肩などの筋肉が収縮・緊張して起こる緊張性頭痛、頭の片側がズキズキと拍動するように痛む偏頭痛などがあります。 一般には、鎮痛剤の内服で軽快することが多いのですが、鎮痛剤を長期にわたり内服すると胃の粘膜障害(胃炎)を起こすことがあります。 長期的な頭痛の治療には、漢方薬も使われます。例として、寒気や肩・首のこりがあれば葛根湯(カッコントウ)、比較的体力のない人の反復性の激しい頭痛には呉茱萸湯(ゴシュユトウ)、胃腸の弱い人で、手足の冷え、めまいなどを伴う様なら半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)などが有効です。薬局や病院でよく相談し、内服されてみてはいかがでしょう。
妊娠中に自動車の運転をしても良いですか、また、シートベルトは必要ですか?
自動車の運転が、妊娠の経過や赤ちゃんの発育に悪い影響を及ぼす心配はありません。 しかし、自動車の運転は、身体のコンディションの悪い時には避けるべきで、妊娠中はベスト コンディションであるとは言えないことも事実です。 腹部が大きくなると、スムーズなハンドル操作ができなくなり、特にバックは難しくなります。妊娠中に運転すると普段より神経を遣い、疲れやすくなり、眠気もでやすくなります。 自動車の運転で、一番問題となるのは交通事故です。小さいモノも含めると、自動車事故は決してめずらしいことではありません。私のクリニックでも、毎年必ず5件~6件の妊婦さんの交通事故を経験します。そして、そのほとんどの例でシートベルトをしていません。確かに日本の法律では、妊婦さんはシートベルトの着用義務を免除されています。事故の時、シートベルトが子宮を圧迫し、赤ちゃんへ障害を及ぼすことが心配で シートベルトをしない妊婦さんがいますが、自動車事故による赤ちゃんの死亡の第一の原因は、母体の死亡です。 自分で運転するしないに関わらず、自動車に乗る時には必ず、正しくシートベルトをしましょう。
妊娠中の海外旅行について教えて下さい。
飛行機に搭乗すること自体が、妊娠に悪影響を及ぼすことは無いと思います。しかし、妊娠中は、できるだけストレスを避け、疲労に注意することと、調子の悪い時には、無理をしないことが鉄則ですので、妊娠中にわざわざ海外旅行する必要があるかどうか再考してみて下さい。 海外旅行するとすれば、いくつかの注意点があります。 まず、旅行する時期についてですが、一番適していると思われるのは、妊娠16週~22週でしょう妊娠12週以前は流産の心配があり、妊娠34週以降は早産などの異常がでやすくなります。妊娠36週以降は診断書や同意書などを必要とする飛行機会社が多く、妊娠39週以降は医師の同伴も必要となります。 また、分娩の前後1ヶ月間は、血栓が出来やすくなっていますので、エコノミー症候群(ロングフライト血栓症)が心配です。さらに、予防接種を受けなければいけない地域への旅行は、できるだけ避けるべきです。母体の下痢や発熱は、直接赤ちゃんへ影響しますので、旅行先での食事や水分には十分注意する必要があります。 海外旅行保険は、原則として妊娠に関しては給付対象外です。
無痛分娩には、どんな副作用がありますか?
最も多い副作用は妊婦さんの血圧低下です。その次に多い副作用は硬膜を傷つけたために起こる頭痛があります。何も治療しなければ数日持続する可能性があります。 さらに、硬膜を傷つけた事に気づかずに多量の麻酔薬を注入すれば麻酔範囲が広がり呼吸障害が起こる事も考えられますので、麻酔は経験豊かな医師が行うことが大切です。 その他、麻酔薬に対するアレルギー反応にも注意が必要です。 参考までに、当院の過去10年の統計では、低血圧が約2%、一過性の頭痛が約1%、数日持続する頭痛は0.1%以下、呼吸麻痺とアレルギー反応はありませんでした。
どんな人が無痛分娩に適していますか?
分娩に対する不安感・恐怖感が強く、陣痛に伴う痛みがストレスとなり分娩進行を遅らせる場合。 妊娠中毒症・高血圧・心疾患・糖尿病などの合併症のある分娩。 骨盤の大きさが十分でなかったり、骨盤位(さかご)や双胎(ふたご)などの分娩で、緊急帝王切開となる可能性が高い場合などは医学的に無痛分娩が良いと思います。 その他にも、お産の痛みをとって欲しい女性であれば誰でも無痛分娩に適していると思います。 腰痛や坐骨神経痛、椎間板ヘルニアなどがあっても通常無痛分娩は可能で、無痛分娩が適していないのは、無痛分娩を希望していない妊婦さんだけです。
無痛分娩はどのような方法ですか?
大きく分けて2種類あります。 1つは、鎮痛剤や鎮静剤を注射する方法で、強力に行うと妊婦さんは寝てしまいます。 もう1つの方法は、硬膜外麻酔による方法で、背中に細い針を刺し「硬膜外腔」という細い空間にチューブを留置し、このチューブから局所麻酔薬を注入する方法です。 この処置には痛みはほとんどありません。妊婦さんは通常の分娩と同様にご自分で「いきみ」を行い出産をします。
冷え性で困っています。何か良い方法は、ないでしょうか?
近年、エアコンが効きすぎた部屋の中に長時間いることが多くなってきましたので、夏でも冷えを訴える女性が多数いらっしゃいます。 女性の場合、身体の冷えは、生理不順や生理痛の原因にもなりますので、気をつけましょう。 まずは、自分で自分の身を守らなければなりませんので、勤務中でも、厚めの靴下をはいたり、ひざ掛けなどで、下半身を暖めましょう。ハーブのエッセンシャルオイルをたらしたお湯で足浴などしても温まります。 就寝する時に靴下をはかなければ寝られないとなると、冷え性としては、重症です。しかるべき医師に相談して、治療を受けましょう。 漢方薬には、冷え性によく効く処方が何種類かあります。 生理痛や生理不順を伴うなら当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、手はあまり冷えず、足ばかりがひどく冷えるなら温経湯(ウンケイトウ)、しもやけができる程強い冷えには当帰四逆加呉シュユ生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウショウキョウトウ)という長い名前の漢方が有効です。 これから、寒い季節がやって来ます。今年の冬は、これらの方法で、うまく冷え性を克服しましょう。
膀胱炎になってしまったようですが、どうしたらようでしょうか?
膀胱炎には、特徴的な症状が3つあります。 頻尿(トイレが近いこと)、排尿痛(オシッコするとき膀胱に痛みがあること)、残尿感(排尿後も尿が出きらず残っている感じがあること)、の3つです。 ほとんどの場合、3つとも症状がそろいますが、1つだけでも膀胱炎のケースもありますので、念のため病院で検尿などをしてもらうのが良いでしょう。受診するのは内科や産婦人科でも良いですが、詳しい検査となると、泌尿器科が専門になります。一般には、抗生物質などを3日から一週間程度内服すると軽快します。 また、トイレが近いのを調節する薬剤もありますので、気になる方は、医師に相談しましょう。男性に比べ、女性は尿道が約5cmと短いため、外陰部から膀胱に菌が入りやすいのです。よく、トイレを我慢している方がいますが、膀胱炎の原因となりますのでやめましょう。なかなかトイレにいけない職業の方も膀胱炎になりやすいので注意が必要です。 膀胱炎を放置しておくと、さらに上行感染を起こして、腎盂腎炎まで生じることがありますので、早めの対処が大切です。
コーヒーが大好きです、妊娠中でも飲んでいいですか?
1日に何杯かのコーヒーを楽しむのは全く問題ありません。ただし、コーヒーにはカフェインと言う物質が含まれているため、1日に何十杯も飲み続ければ、生まれて来た赤ちゃんが、落ち着きがなかったり、癇癪(カンシャク)を起こしやすかったりします。 また、喘息の治療中の妊婦さんは、薬の効果が増強する可能性があるので、コーヒーは少し控えた方が良いでしょう。 紅茶など他のカフェインを含む飲料もコーヒーと同じように考えて下さい。
妊婦ですが、1日何本までだったらタバコを喫っても良いですか?
1日10本以下にすれば、赤ちゃんへのタバコの害を、少なくすることが出来るかもしれません。 タバコの害に関する研究と報告の多くは、1日10本以上喫っているお母さんを対象にしているからです。 ただし、分娩の日が近づいて来たら禁煙しましょう。 お産には予想の付かない事が起きる事があり、時に緊急の帝王切開が必要になります。喫煙していると麻酔事故に結びつくことがあります。 ところで、妊娠中にタバコを喫うと、どんな害があると思いますか? 1日のタバコの本数が多くなると流産や早産が増加します。赤ちゃんの突然死の危険度が高くなることも知られています。赤ちゃんの発育や成長にも影響し、タバコの本数に比例して生まれて来る赤ちゃんの体重が小さくなります。1日20本のタバコをお母さんが喫うと、約200g赤ちゃんが小さくなると言われています。 赤ちゃんの奇形に関しては、現在のところまだ結論は出ていませんが、タバコの煙の中には約4000種以上の化学物質が含まれており、なかにはベンゾピレンなど奇形の原因となる物質もあります。事実、赤ちゃんの脳や神経系、腎臓や生殖器の奇形が増加するとの報告もあります。また、赤ちゃんの喘息などの呼吸障害やアトピーなどとの関係も心配されています。 特にタバコの先から出る煙に有害物質が多く、お母さんの周りでタバコを喫う人がいると、そのことの方がお腹の赤ちゃんにとって害となる心配があります。 周りでタバコを喫おうとする人がいたら、自分が妊婦であることを説明して、タバコを止めてもらいましょう。 お腹の赤ちゃんを守ってあげられるのは、お母さん、あなただけなのですから。 自分が喫っているのに周りの人にタバコを止めて貰うのは無理でしょうから、妊娠されたら、赤ちゃんの為にタバコは止めましょう。
生理不順で悩んでいます。2ヶ月や3ヶ月に一度、という時もあります。大丈夫なのでしょうか。
平均的な女性の月経周期は28日のようです。若い方で生理不順の場合、月経が遅れる人の方が多いようです。毎回、半月以上月経が遅れる時には、念のため、医師に相談しましょう。 月経不順の方では、卵巣の働きが低下していることが多いのです。 卵巣からは女性の身体を維持するのに不可欠なエストロジェン(いわゆる女性ホルモン)などが分泌されています。エストロジェンは子宮や乳房の発達にも影響を及ぼしますので、若い女性には重要なホルモンです。 月経周期とは、月経開始から約2週間で排卵が起こり、その2週間後に月経が始まるというサイクルが標準的パターンです。卵巣がうまく働かなくなると、排卵が完全に止まったり、なかなか起こらなかったりします。 無排卵の場合、不妊の原因にもなりますから、排卵がきちんと起こっているか調べるために基礎体温を測定することをお薦めします。 もし、月経不順だけでなく月経痛や冷え性など他の症状も気になるようなら、漢方薬が良いかもしれません。医師から保険扱いのエキス剤として、温経湯(ウンケイトウ)や当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)などを処方してもらいましょう。
便秘で困っています。何か良いアドバイスをお願いします。
若い女性の中には、便秘で悩んでいる方が多いと思います。食事や生活のリズムが崩れますと、お通じにも影響します。食事は繊維質のものを出来るだけ多く摂取し、睡眠時間にも気をつけましょう。排便は、生活習慣が大切ですので、朝「出ないかな?」と思っても、10分から15分くらいトイレに座る時間を取ることも良いと思います。 腸の動きが鈍ると便秘になりますので、腸を刺激するため、起き抜けに、コップ1杯の水を飲んでみましょう。牛乳が飲める方は、牛乳のほうが効果的です。腸がグルグルと動くのがわかるはずです。 それでも、改善が見られない時は、医師に相談しましょう。錠剤や液体の、いわゆる下剤も用意してあります。ただし、なかには普通の下剤は効果が強すぎて、お腹が痛くなってしまう方もいます。そんな時は漢方薬という方法もあります。 漢方薬の下剤は、個人個人の体力に応じて、マイルドに効いてきますので、朝からスルッと気持ち良いお通じが出るようになるでしょう。桂枝加芍薬大黄湯(ケイシカシャクヤクダイオウトウ)や大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)が効果的です。漢方薬は薬局でもお求め出来ます、お試しください。
生理痛がだんだんひどくなってきています、診察に行った方が良いでしょうか?
生理痛が強い場合は、子宮内膜症や子宮筋腫が原因のことがあります。治療せずに放置しますと、将来不妊症の原因となることもありますので、一度産婦人科を受診することをお奨めします。 特に、生理初日に比べて2日目や3日目になって出血量が多くなるにつれ、痛みも強くなる場合や、昨年より今年、先月より今月と徐々に痛みが増強してる場合は必ず受診して下さい。逆に、生理の前日や初日がつらく出血量が増えていくと楽になる場合や、生理痛が重い月と軽い月が混在してる様な場合、病気は無く通常の生理痛である可能性が高いでしょう。 受診した結果、子宮内膜症や子宮筋腫の心配が無いことが確認できれば、生理痛に対しては鎮痛剤が有効です。 ところが、できるだけ生理痛を我慢して、我慢出来なくなってから鎮痛剤を使用する人を時々見かけますが、これは誤りです。あまり痛みが強くなってからでは薬は効きません。もし薬が効くとすれば、その薬は生理痛には強すぎます。 生理痛に対しては、つらくない早い段階で弱い鎮痛剤を使用するのがコツです。また生理痛の時に横になって安静にするのも誤りです。激しい運動をする必要はありませんが体を動かしている方が楽になります。便秘のある人は便秘を改善するだけでも生理痛が楽になることがあります。現在、妊娠の希望が無ければ避妊用ピルも生理痛を楽にすることができます。
今週末に旅行に行きます、生理があたりそうなのですが今からでも遅らせることが出来ますか?
遅らせることは可能です。生理が始まってさえいなければ毎日ホルモン剤を内服する事により生理を希望する日まで遅らせることが出来ます。 特に副作用はありませんが、まれに嘔気や嘔吐など「つわり」に似た症状が出ることがあります。しかし通常は2~3日でそれも治まります。 ただし生理を遅らせることはあまりお奨めできません。 女性は、生理前になると体調も気分も不良になることが多く、楽しい旅行のはずが生理を遅らせたばかりに台無しにしてしまう心配があるからです。 試験やスポーツの成績は、生理前には低下しますし、味覚も落ちます。女性ドライバーの死亡事故の90%以上が生理前であるというデータもあります。 旅行中に不愉快なことが多かったり、後になって考えるとつまらないことで友人と喧嘩をしたとしたら、実は生理を遅らせたことが原因です。また、生理を遅らせれば遅らせる程、その後の生理痛はつらくなります。 どうしても生理日をずらしたい場合は、早めることをお奨めします。旅行1ヶ月前の生理中に来院していただければ、無理なく生理を早めて、生理が終わってから旅行することが可能です。来院するタイミングが少し遅れても生理の調整はできますので御相談下さい。
妊娠しました。現在お付き合いしている男性が2人います。どちらの男性が父親か調べる方法はありますか?
大きく分けて2通りの方法があります。 現在の正確な妊娠週数がわかれば、逆算し受精した月日を知ることが出来ます。したがって、「何時」「誰と」性交があったかの記憶があれば、誰が赤ちゃんの父親かわかります。 妊娠7~10週頃に胎児の大きさを超音波断層装置で測定すれば、かなり正確に妊娠週数を知ることができますし、基礎体温表を記録していれば更に正確になります。 ただし、精子は射精後も4~5日間は受精能力があるので、受精日がわかっても性交日と一致しない可能性があり、一週間以内に別の男性と性交があった場合は、どちらの男性が父親であるかどうか決定出来ないこともあります。 もう一つの方法は、胎児のDNA鑑定を行う方法で、胎児の「胎盤絨毛」「羊水」「血液」などを採って、両親の血液とDNAの一致を調べる方法です。 この方法ですと確実に父親を知ることができます。しかし、かなり高価な検査方法ですし、男性から採血する必要があるため、男性に内緒で行う事はできません。
19歳の学生です、158cm、56kgでした、ダイエットに成功して、約2ヶ月間で49kgになる事ができましたが、生理不順になってしまい将来妊娠出来るかどうか心配です。
専門家の指導のもとに行うダイエットで無い場合は、体重の10%を1年間かけて減量するのが目安で、急激なダイエットではリバウンドしたり、生理不順や無月経の原因となることがあります。質問者の場合、月に500g前後、1年間で5~6kg程度の体重減少を目標にするのが良いでしょう。 BMI(体格指数、体重(kg)/(身長m)2 )は、19~26が正常で158cmの方なら47~65kgの範囲にあれば医学的に問題はありません。 たとえ時間をかけて体重減少させたとしても、BMIが16以下158cmの方なら40k以下になると無月経の原因となります。 質問者は、せっかく苦労して体重を減らされたようですが、まず元の体重に戻して下さい、多くの場合それだけで月経周期は正常になると思われます。もちろん妊娠も出来るようになります。 体重が戻っても生理不順が治らない場合は、産婦人科医に御相談下さい。ホルモンバランスを整えることによって生理不順を治す事が出来ます。
以前から貧血と言われています。妊娠しても大丈夫ですか? また、注意点など教えてください。
一般的に使われている「貧血」という言葉には2種類あるようです。 1つは、いわゆる脳貧血のことで、低血圧や自律神経のバランスが悪く、一時的に脳への血液循環が不足し、「めまい」「立ちくらみ」が起こります。この脳貧血があっても妊娠することに支障はありません。 もう1つは、血液検査で認められる貧血です。赤血球は、酸素を運ぶ役割をしていますが、若い女性の貧血の多くは、この赤血球の数は正常でも、赤血球の色がうすく、形も小さい為、酸素を運ぶ効率が悪いタイプで、鉄分が不足していることが原因です。 このような女性が妊娠されますと、妊娠中は鉄分の必要量が増加するため、更に貧血が増悪してしまいます。あまり貧血が強いと赤ちゃんへの影響も考えねばなりませんし、出産時の出血も心配です。 アドバイスとしては、妊娠されたらもちろんですが、妊娠される前から鉄分の多い食事を取るようにして下さい。だからと言って、レバーばかり食べる必要はありません。魚や肉の赤身の部分、ほうれん草などの緑色野菜、ひじきや煮干し海苔やゴマにも鉄分が豊富です。
悪阻(つわり)がひどいのですが、赤ちゃんに影響しませんか?
つわりがひどくても赤ちゃんに影響することはありません。流産や早産の心配もありませんし、赤ちゃんの発育に異常が出ることもありません。 つわりがひどいとのことですが、食事はとれていますか?気分が悪かったり、食べた物を吐いたりして食欲がなくても心配いりませんが、食事が出来なくなり体重が5%以上減少するようなら治療が必要になります。妊娠する前の貴女の体重が50kgなら2.5kg、60kgなら3kg以上の体重減少は注意しなければいけません。10%以上減少すると赤ちゃんの影響も心配になります。 つわりがひどい時には、点滴をすると、とても体が楽になります。つわりに効く漢方薬もありますし、食事がとれないようなら家で我慢していないで、医師に相談してください。 食事がとれているなら、とりあえず治療は必要ないでしょう。つわりを巧く乗り切るためには、いくつかの「コツ」があります。まず、食べたいと思うものを食べること、今は栄養のことは考えなくてもかまいません。特に冷たいもの、逆に熱いものが良いでしょう。ジュースやスープ、アイスクリームなどはつわりがひどくても食べやすいと思います。1回に多く食べないで、少量を回数多く食べることも大切で、食事の回数は1日4回でも5回でも良いでしょう。たとえ気分が悪くても寝込まないこと。横になっても、つわりは楽になりません。むしろ散歩やショッピングなど外出した方が良いでしょう。仕事をされている方は、仕事場の環境によっては、とてもつらいこともあると思います。無理をせずに一時、仕事を休ませてもらいましょう。その場合も家に引きこもっていてはダメです。積極的に外出しましょう。 つわりは必ず良くなります。妊娠12週頃には自然と直ることが多く、どんなに遅くとも20週過ぎまで、つわりが残ることはありません。

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